2025年12月2日、DFBポカール(ドイツ杯)のラウンド16で注目の日本人対決が実現した。ボルシア・メンヘングラッドバッハの町野修斗と、ザンクトパウリの藤田譲瑠チマが激突したこの一戦は、1-2でザンクトパウリが勝利。試合終盤の劇的な決勝点で、藤田の所属するクラブがベスト8進出を決めた。
試合前の注目ポイント
この試合は日本人サッカーファンにとって特別な一戦だった。グラッドバッハには町野修斗が所属しており、ホルシュタイン・キールで昨季11ゴールを挙げた活躍が評価され、今季から加入した25歳のフォワードだ。一方のザンクトパウリには、クラブ史上最高額となる300万ユーロで獲得された23歳の藤田譲瑠チマがいる。
DFBポカールはリーグ戦とは別に開催されるカップ戦で、ドイツでは非常に権威のある大会だ。この日行われたラウンド16(ベスト16)は、ベスト8進出をかけた重要な一戦となった。
前半の展開
試合はボルシアパルク・スタジアムで17時キックオフとなった。町野は先発出場を果たし、グラッドバッハの攻撃陣の一角を担った。
前半11分、グラッドバッハのストゥーゲルがミドルシュートを放つが、ザンクトパウリのゴールキーパー、ヴァシリが好セーブ。その2分後、ザンクトパウリのカールスにもチャンスが訪れたが、シュートコースが甘くゴールを脅かせなかった。
膠着状態が続いた前半終了間際の43分、ザンクトパウリに決定的な瞬間が訪れる。カールスがスルーパスを受けてペナルティエリアに進入すると、ファーサイドに流し込んで先制点を奪った。
後半の攻防
後半開始から11分の56分、グラッドバッハが同点に追いついた。レイナの長いフィードをオノラが受けると、ピンポイントのクロスをタバコビッチがヘディングで決め、1-1の同点とした。
残り15分を切った終盤、両チームに決定機が訪れる。ザンクトパウリのアーヴィンがシュートを放つが、グラッドバッハのゴールキーパー、ニコラスがセーブ。その直後、グラッドバッハのライツが町野へクロスを送るが、惜しくもボールに触れることができなかった。
劇的な決勝点
試合終了まで残り約7分となった83分、勝負を決める瞬間が訪れた。ザンクトパウリが右サイドから攻撃を仕掛けると、カールスがオッピエにパスを供給。左ウイングバックのオッピエが中に切れ込み、ニアサイドを突き破るシュートを決めて2-1とした。
この得点がそのまま決勝点となり、ザンクトパウリがベスト8進出を決めた。
日本人選手の今後
藤田譲瑠チマは中盤の中心選手として、チームの準々決勝進出に大きく貢献した。一方の町野修斗は惜しい場面を作りながらも、結果を残せなかった形となった。それでも両選手にとって、この日本人対決は今後のキャリアにとって貴重な経験となるだろう。
まとめ
日本人選手同士の対決という注目の構図で行われたこの試合は、藤田の所属するザンクトパウリが終盤の一撃で勝利を掴んだ。カップ戦特有の一発勝負の緊張感が漂う中、両選手ともピッチで存在感を示した。今後も両選手のブンデスリーガやカップ戦での活躍から目が離せない。日本人選手の海外での挑戦を、これからも応援していこう。


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