「こんなに頑張っているのに、なぜ勝てないのか」。12月20日スペインリーグ第18節、久保建英選手所属のレアル・ソシエダは最下位レバンテと対戦。久保選手は今季2点目となる珍しいヘディング弾を決め、現地メディアからチーム最高評価を受けましたが、試合は終了間際に追いつかれ悪夢のドローに。話題の「謝罪パフォーマンス」の真意や、現地で絶賛されたプレー内容、そして新監督就任の激震について、最新データと共に解説します。
泥沼のチーム状況と「16試合ぶり」のゴール
現在リーグ戦で16位と低迷し、降格圏が見え隠れする異常事態に陥っているレアル・ソシエダ 。絶対に勝ち点3が必要な最下位レバンテとの一戦で、チームを鼓舞したのはやはり久保建英でした。
前半アディショナルタイム(45+1分)、右サイドからのクロスに対し、久保がファーサイドで反応。身長173cmと小柄な彼には珍しいヘディングでのゴールを叩き込み、貴重な先制点をもたらしました 。これは開幕戦以来となる、実に16試合ぶりの今季2ゴール目でした 。
謝罪パフォーマンスに「謝る必要なんてない」現地メディアが絶賛
ゴール直後、久保は喜びを爆発させる代わりに、サポーターに向けて両手を合わせ、深く頭を下げる「謝罪」のポーズを見せました 。これに対し、現地大手メディア『El Desmarque』は、「おそらく今シーズン最高のパフォーマンス」と評し、チーム単独トップとなる**採点「8」**を付与 。
「謝罪パフォーマンス」についても、現地ファンからは「謝る必要があるのは君以外の選手たちだ」「久保だけが戦っている」と擁護の声が上がりました。記事でも「彼は守備でも献身的で、攻撃では最も危険な存在だった」と称賛されており、不甲斐ないチーム成績への責任をエースとして背負おうとする姿勢が、逆に評価を高める結果となりました 。
勝利が手からこぼれ落ちた「魔のロスタイム」
久保はこの試合、攻撃の全権を握るような活躍を見せました。
しかし、久保が後半82分頃にベンチに退いた後の展開は、今季のソシエダを象徴する悪夢でした。試合終了間際の後半90+4分、交代で入ったばかりのDFマリエスクレナが痛恨のPKを献上。これをレバンテに決められ、土壇場で1-1の同点に追いつかれてしまったのです 。
ボール支配率56%、パス数455本(相手は347本)とスタッツでは上回っていたものの、肝心の勝ち点2を取りこぼす結果となりました 。
監督交代の激震!次は「アメリカ人指揮官」
実はこの試合、ソシエダのベンチには「正監督」がいませんでした。成績不振によりセルヒオ・フランシスコ監督が解任され、アンソテギ氏が暫定指揮を執っていたのです 。
そしてクラブはすでに次の一手を発表しています。新監督はペレグリーノ・マタラッツォ氏 。
- 国籍: アメリカ(イタリア系)
- 経歴: シュツットガルト、ホッフェンハイム(ドイツ)
- 特徴: データ分析を重視する理論派
ブンデスリーガで実績のある新指揮官が、孤軍奮闘する久保をどう活かし、低迷する名門を立て直すのか。ウインターブレイク明けの手腕に注目が集まります。
まとめ
- 試合結果: 1-1のドロー(久保は先制ゴール)
- 久保のスタッツ: 今季2点目、採点「8」(チーム最高)、16試合ぶりの得点
- 現地の評価: 「謝罪は不要、最高の出来」と絶賛
- 次への展望: 新監督マタラッツォの下、後半戦の巻き返しへ
久保建英の「個」の力は証明されましたが、チームとしての課題は山積みです。次は新体制の下、エースとしてチームを勝利に導けるかどうかが問われます。


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